5月19日に突如ティザーサイトが公開され、そして5月21日に正式にアナウンスされたのが、スクウェア・エニックスとヤフーのブラウザゲームにおける連携です。
ゲーム市場の新たな金脈として注目され、猫も杓子もといった体で、いまなお各社がこぞって参入しているブラウザゲーム市場なわけですが、そんな状況にあってしばらく静観を決め込んでいたのが、スクウェア・エニックスとヤフーの両雄です。
片やネットサービスの新たな潮流として、他方ではゲーム市場の新たな潮流として、ブラウザゲームは、双方共に無視するわけにもいかない分野として映っていたことと思いますが、表だった動きが見えなかった裏では、今回の連携に至る交渉が、水面下で行われていたわけです。
プロジェクトの第一弾として発表された「戦国IXA(イクサ)」にしても、その開発を「ブラウザ三国志」のデベロッパとして知られるONE-UPが担当しているなど、今回の取り組みは、業界に身を置く立場で見ても「ほほう。そう来たか」と感じさせる、組み合わせのとても面白いプロジェクトです。
では、戦国IXAの詳しい内容をまとめて紹介します。
●どのようなゲーム?
日本の戦国時代をテーマにしたオンラインゲームです。プレイヤーは,「織田」「足利」「北条」などといった大名家に仕える一人の武将としてゲームに参加し,主(あるじ)である大名を天下統一に導くことを目的とします。
●大名家に仕えるというのはどのようなことか?
本作には,全部で12の大名家が用意されていまして,プレイヤーは,ゲームを開始するときにどの大名家に所属するかを選択します。大名家というのは,MMORPGでいうところの“Race”(種族),ほかのブラウザゲームでいえば“同盟”や“勢力”といった類のもので,同じ大名家に所属しているほかのプレイヤーは,問答無用で味方同士になります。
●大名の人気不人気で偏りがでないか?
大名家一つあたりの参加人数制限だとか,システム的な制限での対応も考えています。ただ,大名それぞれの魅力があると思いますし,参加人数が多いなら多いなりの,少ないなら少ないなりの楽しみ方ができるゲームになるように工夫しています。
また、人数が少ない大名家なら,戦果の取り分も多いですし,ゲームに慣れた方などはそういった大名家に仕えてみるのも面白いプレイスタイルになるかもしれません。
●ゲームのサイクルは4カ月で1クール?
現段階ではそのくらいを予定しています。「武将カード」や経験値などは持ち越されますが,大名家ごとのランキングなどはリセットされる形です。
●ゲーム全体の規模や参加人数はどれくらい?
1サーバーあたり,最大で3万人くらいを想定してシステムを設計しています。
●合戦はどのようなものか?
どの国と合戦をするかは,各大名家に所属するプレイヤーの投票によって決定されます。例えば,「足利家に攻め込む」みたいな案件を誰かが提案して,それが一定以上の得票を集めると,足利家に宣戦布告がなされて“合戦状態”に突入するという流れです。
合戦状態になると,攻め込んだ側に対して,相手側の陣地に拠点構築用の領地を与えられるので,そこに侵攻用の砦を築いて戦っていくというスタイルです。
また宣戦布告の直後に合戦が開始されるわけでもなくて,宣戦布告から合戦が開始されるまで,3日間の準備期間も設けられています。
また、合戦のシステムに関しても,忙しい人向けに「友軍」という要素を用意しています。これは,いちいち軍隊を操作しなくても,ただひたすら兵士を作って大名のところに送りつけるだけでも,戦いに参加できる(貢献できる)というものです。
●武将カードとは?
戦国IXAに登場する「武将カード」は,ゲーム中に用意されている「戦国くじ」というサービス(ショップ)から入手できます。
大名家の12人を含めたメインのイメージイラストを直良有祐(ファイナルファンタジーシリーズやフロントミッションシリーズなど,スクウェア・エニックスの各主要タイトルでキャラクターデザインやアートディレクターを手がけるクリエイター)が,それ以外の各カードに関しては,塚本陽子氏や寺田克也氏,あるいは西村キヌ氏など,各方面で活躍されている漫画家やイラストレータさんに描いていただきました。また,本作の為に発掘した方もいます。
例えば伊達政宗の父親である輝宗のイラストでは,彼が子育て熱心という逸話が残っているので,その肩に梵天丸(ぼんてんまる:政宗の幼名)を乗せていたりだとか,持っている武器や服装,シチュエーションなどが,その武将のエピソードを表現しています。歴史好きの方には,そういった細かい描写にも注目してほしいです。
クローズドβの時点では,戦国時代の初期に活躍した武将を中心に50枚前後のカードを用意していますが,今企画している段階だけでも,150枚を超えるカードを予定をしています。
●集めたカードを一望できる図鑑モードはある?
カードのコレクション要素は,本作の大きな楽しみの一つだと考えておりますので,図鑑モード的なものも用意する予定ではあります。